shinkato vs. the world

日記とかを不定期に書きます。

作品賞妥当ですねこれは。

明日は休み。さっき帰宅し、風呂に入り、今は若干興奮してるのを落ち着かせてるが、すぐには寝れないので、あと1時間でフリースタイルダンジョンだしとか考えながらキーボードをカタカタしてる。

 

興奮の原因はですね、観てきましたよ『スポットライト 世紀のスクープ』。


映画『スポットライト 世紀のスクープ』予告編

僕の中では『マネーショート 華麗なる大逆転』同様「これがあーで、あれがこーか、みたいに頭をフル回転させて楽しむ」系の作品でした。次々展開する物語を必死に追いかける自分の脳は、次の展開を無意識で予測するわけですが、『マネーショート』の方はその予測に対して若干の寸止め感がありました。まあドラマ性を期待してしまう自分に対し、そこまでいかないという点は、「華麗なる大逆転」という邦題アンマッチによる先入観問題もありますし、「勝者不在」という描写はリアリティという意味で評価すべき点なのですが、観終わったあとのスッキリ感はやはりイマイチになるでしょう。

 

一方で『スポットライト』こちらも事実に基づいた作品でリアリティが求められるわけですが、謎が次々と明かされていくスリリングな展開はまさにドラマチックであり、しかもリアリティ路線から逸脱しない、まあ素晴らしかったですよ。

 

地味に2年連続アカデミー作品賞に出演してるマイケル・キートンをはじめとするスポットライトチームの熱い行動を通して、日本人には考えにくいこの題材をすんなり理解させてくれるし、同時に衝撃的な事実を知ることになるっていう話の運び方の上手さに何度もゾクゾクしました。

 

そしてやはり「あの時出来たのに、やらなかった自分への後悔」ですね。ここが僕には最も響きました。「正しいことする為に戦う」とか、誰にでも思い当たるであろうテーマが普遍性をもたらしている。つまり事実の描写のみに終始しておらず、あくまで映画としての楽しさも備えているんです。

 

アカデミー作品賞を絶賛してしまうのは大勢に飲み込まれた感じでなんとなく悔しいですが、文句なしで最高でしたし、これを選んでくるアメリカの懐の深さについて考えざるを得ない、そんなマスターピースでしょうこれは!

 

ダンジョン始まった。晋平太チャレンジャーになるのか!