『ジョーカー・ゲーム』
109シネマズグランベリーモールで鑑賞。(いつもの109MM横浜が1/25で閉館してしまいました・・残念)
監督:入江悠
原作:柳広司
脚本:渡辺雄介
製作:中山良夫、市川南
キャスト:亀梨和也(嘉藤次郎)
深田恭子(リン)
伊勢谷友介(結城)
小澤征悦(神永)
小出恵介(三好)
予告編。
Joker Game (ジョーカー・ゲーム) - Official Trailer HD - YouTube
★★★★★★★☆☆☆(7点) <2/11追記>
これは僕にとって今年最重要、最注目ともいうべき作品。なんせ、メジャーくそくらえの魂でインディー映画の限界を更新し続けてきた『SRサイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督が、テレビ局出資のどメジャー作品に挑むというのですから。
大好き過ぎて(何が好きかというのも後に語りたいです誰も気にならないでしょうが)SR3のボランティアスタッフをやってたりした僕なので「面白くなかったらどうしよう」「そんなわけないよなーでも俺たちの入江監督がみんなの入江監督になっちゃうの寂しいかも」とか、必要以上に気負って鑑賞に臨んだわけですが、結論から言うとやっぱり最高でしたよ!
亀梨くんの影のある演技、素晴らしかったし、登場人物の相関関係を明確にしながら進んでいくキレのある展開。そして先が読めないストーリー。エンターテインメントとしてまさに極上。新しい日本映画ここに誕生ですよ!
細かいところ、色々言いたいけど、もうちょっと時間たってからの方が冷静に言えるかな。でも二つだけ言っとこう。入江監督はメジャー作品だからと言って、魂の部分で変わったことは何一つしてない。『サイタマノラッパー』シリーズから一貫して作風は変わってないと確信しました。主人公の葛藤、成長、過去の入江作品を観た時と同じ感情が出てきたとき、本当にうれしかったです!
もうひとつ、これはもう一回観て「確信」として言いたかったけど我慢できないので言っちゃうと、音楽やばいです。シーン(特にアクションシーン)の展開と音楽の展開のリンクがドンピシャで、もちろん観ているときは音楽に重きを置かないのですが、シーン展開の気持ち良さは、音楽が少なからず影響していることを潜在的に感じていたことは間違いありません。『007スカイフォール』ばりと言うべきでしょうか!?音楽にポイントを置いて再見してみたら、おそらくすごいことになってると思います!岩崎太整さん素晴らしかったです!
宇多丸×岩崎太整『映画音楽、通称「劇伴」の力を見せてやる!特集』 - YouTube
とにかくほんと気持ちいい映画でした。全ての人にお勧め出来るスパイアクション快作でしょうこれは!シリーズ化もあり得ますね。お勧めですよ!