shinkato vs. the world

日記とかを不定期に書きます。

『チャッピー』

5/24 @TOHOシネマズららぽーと横浜

 

監督:ニール・ブロムカンプ
脚本:ニール・ブロムカンプ
   テリー・タッチェル
原作:ニール・ブロムカンプ『Tetra Vaal 』
製作 :サイモン・キンバーグ
出演者 :シャールト・コプリー
    ヒュー・ジャックマン

    デーヴ・パテール
    シガニー・ウィーバー
音楽:ハンス・ジマー
撮影:トレント・オパロック
編集:ジュリアン・クラーク

製作会社:メディア・ライツ・キャピタル

 

 

 予告編。来年起きる話です!笑


映画『チャッピー』予告編 - YouTube

 

★★★★★★★★☆☆(8点)

 

 2010年に『第9地区』を観た時のことは今でも鮮明に覚えてますね。SFなのにリアル。現実に起こっているに根深い社会問題をテーマに扱いながらユーモアやエンターテインメントに溢れていて‥まあ興奮しましたよ。新しいものを観た感じがしましたね。

 あれから5年ですか。ニール・ブロムカンプ監督待望の新作ですよ。まず公開前、この画像が飛び込んできたとき‥

「チャッピー 映画」の画像検索結果

 はい、観るの決定ですよこれは。僕はこの一枚にニール・ブロムカンプ監督の魅力が凝縮されてると思うんですよね。なんで哀愁漂わしてるの!ロボットでしょ!みたいな(笑)これは「ダウンタウンのごっつぇぇ感じ」の超名作コント「トカゲのおっさん」に通じるところがあると思います。普段相まみえることのないものの状況設定を作ることで何をしても面白くみえてしまうっていう。

 物語冒頭の関係者インタビュー。『第9地区』同様のモキュメンタリー手法の映像に一気に引き込まれます。ヨハネスブルク警察特殊部隊のロボットたちの出動シーンから犯罪者たちとのアクションシーン。その中の22号(のちのチャッピー)のアップでアバンタイトルどっかーん!まあ、アガりますよこれは。顔、みんな同じなのにドヤ顔に見えます(笑)

 ストーリーも文句なしで面白いです。凶悪犯罪であふれているヨハネスブルクが対策として打ったロボットの特殊部隊。そのロボットの開発会社で働くAI(人工知能)のスペシャリスト。宗教上の理由から、AI反対派のライバル(ヒュー・ジャックマンですよ!)。ロボットを入手しようとするギャング組織。チャッピーを取り囲む登場人物たちもキャラ立ちしてて、終盤に向けてどんどん物語が加速していきます。そしてラストも大アクションシーンと、意外性のある素晴らしい感動が待っていますよ。

 この作品、日本人なら絶対面白いという理由があるんですよね。ニール・ブロムカンプ監督は日本の漫画やアニメをリスペクトしており、今回は演出面にその部分がわかりやすく出ていると思います。ツボを押さえてるというか。

 個人的には『第9地区』より面白かったかも!