2014年に観た映画ランキング(20位~11位)
まあ、全部褒めてるので参考にならないかなあ。。
トップ10は俺の好みが顕著に出るだろうからここは一般的にお勧めゾーンかも。。
いやどうだろう。。
20位『ジャージー・ボーイズ』★★★★★★★☆☆☆(7点)
ボーイズ・タウン・ギャングでしょ、ローリン・ヒルでしょ、ペットショップボーイズでしょ、椎名林檎でしょ、Ken Yokoyamaでしょ・・と、カバーしたミュージシャン数知れずの超名曲『君の瞳に恋している(Can't take my eyes off you)』を生みだしたザ・フォー・シーズンズ のすったもんだ物語。最初、「ん?なんか声、気持ち悪い?」と思うかもしれないですが、癖になります笑。まあ鉄板ですよこれは。
19位『とらわれて夏』★★★★★★★☆☆☆(7点)
少年の母と、突然現れた男は、それぞれに決してポジティブではない過去を持っているわけだが、その描写が丁寧に描かれていて、つまり容赦ない。そして少年も芽生え始めた自我や性への葛藤が生々しく描写され、三者三様のネガティブが絡み合い、閉塞感だしながら展開していくのだが、その三者が僅かな時間だけ味わう「幸福のようなもの」が、これまた丁寧&エロく描写されることでコントラストが生まれ、最終的にはこんなに清々しい物語になってしまうのはジェイソン・ライトマン監督の手腕でしょうか?いやー、すきだわこれ!
18位『フューリー』★★★★★★★☆☆☆(7点)
戦車や銃が限りなく本物を使用しているらしく、好きな人にはたまらないらしいですが、俺は少年の成長物語として相当楽しめました!以前ブログにも書いた「なんであの時あいつはああしたか」問題、まだ解決してないです。
17位『ブルー・ジャスミン』★★★★★★★☆☆☆(7点)
ケイト・ブランシェット一世一代の堕ちてゆく女の演技は絶対観て損はないですね。「裕福なマンハッタンのソーシャライトが貧しい生活へと落ちていく物語」って字で書くと全く笑えないのに、観るとなんでこんなに面白いんだろう!ウディ・アレンで初めて「フォー!」って思いましたよ!
16位『DON JON』★★★★★★★☆☆☆(7点)
いやーそうだよな!人間って複雑なんだわ!これ俺の映画かもしれないわ!笑
ジョセレヴィ初監督でコレって、彼はもしかしたらこっち側(ぼんくら)の人間なのかもしれないという俺たちの希望に満ちた作品ですよ!男子は観るでしょこれ!
15位『猿の惑星:新世紀(ライジング)』★★★★★★★☆☆☆(7点)
映画『猿の惑星:新世紀(ライジング)』予告編 - YouTube
近年のリブートものではこのシリーズが最も熱いです。1作目の『~創世記(ジェネシス)』の傑作具合、しかも「これがいよいよ世界へと・・」みたいな形で終わらせたエンディングで、期待値が最高に高まったわけですが、なんと製作期間が足りない等の理由でルパート・ワイアットがまさかの降板。というピンチをマッド・リーヴスが見事に乗り切った。完っ全に猿寄り。人間はしょーもないっていう。熱くなります!次回作も楽しみ。
14位『アメリカン・ハッスル』★★★★★★★★☆☆(8点)
実話を元にした話なのですが、この方のブログの「なんとなくあらすじ」がわかりやすいです。脂乗った役者陣最高。ここ何年かはこの中の誰かが、必ずアカデミーノミネートされてますね。ジェニファー・ローレンス&ブラッドリー・クーパー『世界で一つのプレイブック』のイメージ全く失せてる。特にジェニファー・ローレンスは何故か20代前半の若さで人妻熟女役なのだが、ちゃんと出来ちゃってるし、この人すごいな!音楽も最高だし、こういう豪華なのはやっぱり映画館で見ると特別な日な感じが出て気持ちいいです。
13位『ハナ ~奇跡の46日間~』★★★★★★★★☆☆(8点)
これ公開は2013年かなあ。でも2014年に観た。スポ魂+南北問題という韓国ならではの作品。これ、大傑作ですよ!DVDレンタル開始になり、周りに勧めまくってたので「ファイティンッ」が一時期流行しました。
俺の好みでランキングつけてますが、もし「嫌いっていう人いないでしょランキング」をつけたらこれが1位かと。珍しく泣いちゃいましたし。
12位『紙の月』★★★★★★★★☆☆(8点)
「不倫のスタートが唐突」という意見があるが、あれは、日常の閉塞感つまり何でもいいから何かを変えたいという潜在的な願望がそうさせたんだと思う。プロセスとか関係なくふら~っといってしまったんだよきっと。とにかく宮沢りえ最高。脇を固める小林聡美&大島優子も感じ悪いところがズバっとはまってます。日常を突破せよっていうポジティブな作品と受け取りましたよ!「桐島~」の後作品ということで世間的にもハードル上がりまくりだったけど、吉田大八監督かなり脂乗ってるんじゃないでしょうか!
11位『ダラス・バイヤーズクラブ』★★★★★★★★☆☆(8点)
マシュー・マコノヒー2014アカデミー主演男優賞作品。やっぱりこれは肉体派だったのマシューが、演技派への転換を図った大きな賭け(決死の減量)という現実部分と、物語がシンクロして感動します。点滴を引きずりながらも「でも目は死んでない!」みたいな。往生際の悪さ万歳!ってとこですよ。
という感じ。そして今このゾーンでお勧めしたいのは・・
祝っ日本アカデミー主演女優賞ですしね!
未見の方はDVD出たら是非!
つづく