shinkato vs. the world

日記とかを不定期に書きます。

2015年に観た映画ランキング(43位~21位)

2015年は43本観ました。2015年劇場で観たものと、DVDで観た2015公開のものもカウントしてます。観たけど、寝てしまってほとんど理解してない『激戦 -ハート・オブ・ファイト-』『皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇』は対象外。しかしこの2つ、ほんとタイトルがかっこいいですよね。ジャケ買い失敗みたいな気分です。いや違うか、中身は良いかも知れないし。

2015年は例年より良い作品をたくさん観ることができたなーと思ってます。

 

43位『バンクーバーの朝日

ワーストってわけでもないですね。不快感も無いですし。若手代表格といえる石井裕也監督(舟を編むの)ですから、期待値が相当高まっていた分、観終わったあとはかなりズッコケました。鑑賞後の感想にも書いた通り、セリフ回しの違和感が目立ち、そこに「野球+映画」というエンターテインメント2重構造の難しさが追い打ちをかけ不自然さがかなりきわ立ってる作品になってしまったと思う。日本映画では、セリフの不自然さがノイズになってしまうことが多々あるけど、一方で「どんなに不自然だろうが気にならない!最高!」っていう映画もあるりますよね。そんな作品とこの作品違いって何だろう。あ、でもそんな中でも良い演技をしてた高畑充希ちゃんはやはり2015年ブレイクしましたね!

 

42位『Zアイランド』

宇多丸vs.般若のプチ・ビーフに乗っかって、DVDで鑑賞しましたよこれは。もうあまり覚えてないですね笑。若者のセリフ回しのノリが軽くてついていけなかったですね。あとやっぱり説明的なセリフが多いですよ。「最初嫌なやつに見えたけど、最後好きになった」っていうのを狙ってる感じがしたけど最後まで感情移入できないまま終わったし。宇多丸師匠が「せっかくの肉体美見せろよ」と仰ってた般若の体は『フリースタイルダンジョン』で堪能できますよ。

 

41位『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』

劇場鑑賞後に更新した僕の感想で「作品の質と関係ないところで予算回収の為に2部作に分けた」という部分がありますが、それは解釈が間違っているかも知れないです。作っていくうちに予算超過の見込みになり2部作になったというのであればそれはそれで良いのかもしれない。まあそういう背景は別にしても、面白さでこの順位です。『シン・ゴジラ』どうなりますかなー。

 

40位『新宿スワン

園子温監督は結局この1本しか観なかったな。。それにしても山田孝之君、僕は大好きですね。この後のランキングでも出演作が出てきますが、演技の振れ幅が半端じゃない。『東京都北区赤羽』は映画じゃないのでランキング対象外ですが、対象とした場合かなり上位ですね。って個人を褒めることに終始してしまいたいくらい作品自体はぬるかったな…。園監督はここらで一発、実録犯罪ものとかエグイのやって欲しいなー。

鑑賞後の俺の感想

 

39位『ファンタスティック4』

これは観ているとき寝てしまったんですが、つまらなさ故の睡眠なので順位に入れてます笑。「…。おまえら、いつファンタスティックになるんだよ!」っていう、尺のバランスの悪さ。期待をバキバキへし折られました。マイルズ・テラー君やケイト・マーラちゃんっていうキャスティングで、しかもジョシュ・トランク監督。かなり期待してたんだけどなー。この作品でもありましたが「マーベルvs.監督」という構図でネガティブなトピックがちょいちょい出てくる2015年でしたな。

鑑賞後の俺の感想

 

38位『ミケランジェロ・プロジェクト』

確かこれ観たときは、コンタクトの調子が悪くてコンディションいまいちだったんだよな。見直したらもっと順位が上がるかもしれないが、当初は全くピンと来ず「(製作ジョージ・クルーニーなので)芸術を生業として生きてる人が好きそうな映画だな」と思ってしまいました。でもやはりケイト・ブランシェットは良いです。唐突だけど中島みゆきの「悪女」の詩の世界を彼女主演で映像化して欲しいですね。『キャロル』は2月公開ですね!楽しみ!

 

37位『龍三と七人の子分たち』

今やクラシック化された「ビートたけしの笑い」を楽しむという意味では乗れるとは思いますが、やっぱり北野監督は、エッジの効いたバイオレンス観たいですね。オープニングクレジットかっこいいです。

鑑賞後の俺の感想

 

36位『劇場版MOZU』

月~金でドラマを一気見して、週末に劇場版を観に行くという形で鑑賞しましたが、今となっては「あのシーンはドラマだったっけ?映画だったっけ?」みたいな感じです笑。全体を通しては楽しみましたよ。ただ、感情の盛り上がりのピークはドラマの後半の新谷が空港でスパークするあたりだったので映画自体はここら辺の順位にしました。新谷ワナビー松坂桃李くんの狂った感じは良かったと思いますが、悪い奴らがもれなくケタケタ笑い過ぎだろっていう…。ランキング的にこのあたりは「いまいちゾーン」ですが『進撃~』に続いて長谷川博己が早くも2回登場してますね。好きなんだけどなあ…。「チャオ」ってアドリブかなあ(-.-)

 

35位『さよなら歌舞伎町』

DVDで鑑賞。ものすごく細かい話ですが、前田あっちゃんの「私だけデビューするかも…」に対し染谷君「3ピースバンドだろ?」っていう序盤のやりとりはすごく不自然で、明らかに観る側に説明するためのセリフっていうのが相当むず痒かったです。神経が過敏になっているときに観たのかも知れない(笑)ただ!この作品の警官同士の不倫シーンは2015年エロい濡れ場部門で1位ですね。

 

34位『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

2011年、まさかの実写化の発表があり、中島哲也監督には『告白』の件もあり、ネガティブな印象があったものの、それでもこの茨の道を選択したことに男気を感じ、しかしながら中島監督が降板、そこに現れた特撮の巨人、樋口真嗣監督への期待はますます高まったわけですが、評価としてはやはり茨の道になってしまった感じですかね。「世界は残酷」というパンチラインは良いと思いますが、その言葉に至るまでの描写が希薄で説得力がちょっと。あと、素早い巨人とかも見てみたかったな。でもまあ、祭りとしてかなり楽しみましたよ!2回観ましたし!

鑑賞後の俺の感想

 

33位『ネイバーズ』

DVDで観ました。引っ越してきた家族と男子大学生グループの騒音をめぐる争いがどんどんエスカレートしていって…サクッと観れるし、笑えるし、良いですよ。男子大学生たちが周りの住人を味方にするための工夫や金の工面の仕方が下品で最高です笑 やっぱりコメディは公開規模小さいですね…。

 

32位『ジョーカー・ゲーム

スパイアクションの傑作がたくさんあった2015年でしたが、その口火を切ったのが『ジョーカー・ゲーム』だったと思いますよ。「亀梨くんといえばコレ」みたいな感じになり得るはまり役だし、続編希望したいな。そして入江悠監督、今年は『太陽』ですね!楽しみです。

鑑賞後の俺の感想

 

31位『チャッピー』

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「AI(人工知能)・ミーツ・ギャング」っていう、この写真とか最高なわけですが、落ち着くところは友情だったり母性だったりと、結構ベタに感動するんです傑作ですね。今年(2016年)起こる話っていう設定です。ヒュー・ジャックマンのめずらしくストレートに嫌なヤツ演技も良い。

鑑賞後の俺の感想

 

30位『22ジャンプストリート』

DVDで鑑賞。ってか前作『21ジャンプストリート』の日本DVDスルー時、かなりブーイングだったと思うのですが、やはり今回も日本劇場公開無しですか…。やはり「映画をわいわい楽しむ」っていう文化自体が日本には根付いてないのでしょうね。こんなに面白いのに。監督のフィル・ロード&クリス・ミラーは『くもり時々ミートボール』『レゴ・ムービー』だし、2018年のハン・ソロのスピンオフも決まってるし、のりにのってるクリエーターなので『21~』と合わせて今観ておくことをお勧めします!

 

29位『アントマン

『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』で、まあ壮大になり過ぎているMARVELシリーズで息抜き的な役割を果たしてたと思います。しかも今年公開『キャプテン・アメリカ シビルウォー』にも参戦っていうことで、MARVELはほんと商業的な側面でもエグい戦略を引いてくるわけですが、そこがクローズアップ批判されないのはやはり作品自体のクオリティの高さなんでしょうね。悔しいけど面白いっていう(笑)個人的には「ダメな中年が頑張る映画」はその設定だけで加点されますね笑。ヒロイン、エヴァンジェリン・リリーが男前で良いです!

 

28位『新幹線大爆破

以前からDVDで観たことはあったのですが、TOHOシネマズでやってる「午前10時の映画祭」でやるってことで、念願のスクリーン鑑賞しました。やはり相当面白かったので旧作ですが順位に入れます。前述した「突っ込みどころ満載さを熱量でカバーする作品」の典型で、上映時間の152分を全く感じさせない面白さ。若き日の高倉健は異常にかっこいいし。今とは異なる「勢い」を感じる日本映画ですね。ところで今年は北海道新幹線がいよいよ開通しますよ。

 

27位『バクマン。

映像の作りこみがほんと丁寧というか、クオリティ高いなーと思いましたが、結構サクッと壁を超える感じだったり、全体的にあっさり風味のまま終わってしまった印象で物足りなさを感じました。が、世間の評価は高かったですね。ネタばれしないように書きますがこの映画には、別々なタイミングで観た人が「あれすごいよねー」と話あえる絶対に見逃すことのない全ての人が心を動かすシーン(?)がありますね。そういう映画は強いでしょう。あと神木隆之介くんは、同性にも「かわいい」と思わせる何かを持ってて好きです(笑)。

 

26位『ピッチ・パーフェクト』

2015年の洋画コメディではこのシリーズが一番好きです。『バンクーバーの朝日』同様、映画の中でエンターテインメントする難しさがあるのですが、登場人物のキャラ立ちの良さと抜群の音楽センスで難なくクリアしてますね。「映画」という大きな枠で語る時日本の作品は決して負けてないという結論になることに異論は無いですが、その先でジャンルを絞り、例えば「コメディ」という枠で比較すると、明らかに日本は見劣りし、その原因の一つは作る人たちの「本気さ」じゃないでしょうか。

鑑賞後の俺の感想

 

25位『WILD STYLE』

1983年日本公開ですが、今年リバイバル上映されたました。今では当たり前のように日本にも存在しているヒップホップ文化がニューヨーク、サウス・ブロンクスで誕生する背景だったり、瞬間(!)だったり。かなり興味深いですし、この作品に留まらず、ヒップホップについて色々知りたくなりましたね。

文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)

文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)

 

合わせてこの本も読みましたが面白かったです。

鑑賞後の俺の感想

 

24位『ted2』

※もうこのあたりから1位級ですよ笑

↑は予告ではなく「不謹慎すぎる本編映像」です笑。まあ笑いましたね。抜群の安定感。1のミラ・クニスが好きだったので今回出てなくて心配でしたが、今回から登場のアマンダ・セイフライドちゃんのノリのいいこと笑。一面に広がるガンジャ畑を前にした時の3人の表情。あのシーンは2015ベスト級ですね。

 

23位『キングスマン』

フォー!って感じですよ。『キック・アス』以降、マシュー・ボーンはいまいちだったけど、教会のあのシーンだったりオチが下品だったり、久々に最高なやつやってくれましたよね!しいて言えば携帯を使ってXXXっていう敵のやり口は現代風だしまあわかるんだけど、描写がイマイチ乗れなかったかも。いや、まあ面白いですよやっぱり。

 

22位『ピッチ・パーフェクト2』

2よりスケールが大きくなり、オバマ大統領が登場するオープニングは1とまったく同じパターンでありながらやっぱり笑ってしまいました。サントラにも収録されていますが、映画が始まるときのユニバーサルのファンファーレがアカパラバージョンでそういうちょっとした工夫も粋な感じでいいなあと思います。

 

21位『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』

鑑賞後にブログを更新した時は「コアファンも一見さんも楽しめるように出来ていてすごい」という内容を書きましたが、やはり一見さんが楽しめるのはココがギリギリな感じかもですね。今年はいよいよキャプテン・アメリカとアイアンマンが本格的にもめ始めて、いよいよクライマックスへ向かうわけですが、過去作を観て追いつくなら今ですね。全てを観なくてもキャプテン・アメリカとアイアンマンを押さえて、その他好きなやつを観るくらいしておけば、これから最高に楽しめることでしょう。

鑑賞後の俺の感想

 

続く

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